『最低の男の最良の言い訳』

「まさにそれは一つの真実だ」と男は言った
胸を張り誇らしげに 気は狂いそうな程に
誰の耳にも届かない声で
誰も知らない話を語る


「同じ傷見せ合って初めて分かり合える」と言った
同じ傷はなくとも『痛み』くらい知ってるし
見れば解かるし聞けば解かる
それくらい 大した事じゃないだろ?


何一つ手に入れてないのに
一体何を見せろっていうの?
そんな事にはイチイチ付き合っていられないぜ
今のは誰に言っているの?
誤魔化しなのは目に見えているぜ
こっちからは横顔しか見えないのなら
こう言ってオワリだ


「まさにそれは一つの真実だ」と男は言った
「まさにそれは一つの真実だ」と男は言った
「まさにそれは一つの真実だ」と男は言った
「まさにそれは一つの真実だ」と男は言った


何一つ手に入れてないのに
一体何を見せろっていうの?
そんな事にはイチイチ付き合っていられないぜ
今のは誰に言っているの?
誤魔化しなのは目に見えているぜ
横顔しか見えてないなら
たった一つだけ『嘘』をつかせてくれれば
うまくいく…


最低の男



この曲は、音峰時代の曲。
いつ書いたのか、全く覚えていない。
ともかくテンポの速い曲。
あまりファストな曲を書いたりしなかったので、書いてみたいって思ったのがきっかけだったと思う。
曲先行で、曲のスピードを追い抜かすほど早口の歌詞を詰め込んだ。
もともと音峰の時は、歌を歌っている意識なんてなかったので、歌詞の内容を叫んで、リズムに乗せてればよかった。
たぶんあれから10年、音源のヨレヨレのヴォーカルよりは、だいぶマシに歌えるようになった。
歌詞もデタラメさも曲のベタな展開も、ともかく畳み掛けるように歌いたかった。
今なら、当時できなかったことができる。
そういえば、歌詞にでてくる『たった一つの嘘』とは、なんだったんだろう…
完全に忘れてしまった。
全てうまくいく、最良の言い訳…
なんだったんだろね。
とか言うて。ふふふ


当時、メロディーもほぼないようなこの曲を友人の夫婦が、家で口ずさんでるって言っていた。
俺は「こんな曲のどこを口ずさむんだ?」と思っていたのだけど、
久しぶり聴くと、確かにここまで早口で畳み掛けられると
歌ってみたくなる気もわかる。
ふふふ。パート2